大家さんが抱える所有物件の雑草問題
ここは交野市のとあるアパート。
実は昨年エリア内の雑草駆除をご依頼頂いた大家さんです。
とにかく毎年毎年、生命力の強い雑草が隙間から頑固な根を張り、夏のシーズンには2回も刈り取り駆除の必要が生じる為、困っていらっしゃいました。
そう草刈りの作業はそんな大家さんや商業施設をお持ちの不動産会社など、賃貸・管理物件を持つ方々にとって頭の痛~い問題なのです。
そして今年も草ボーボーの季節がやって来て、お声をかけて頂きました。
でも前回の依頼+αのミッションです。
そのミッションは
<何とか雑草が生えない様に出来ないか?>
というもの。
あるにはあります。
幾つかあります。
アナタを庭の雑草問題を解決する幾つかの方法
以下のいずれの手段も雑草の丈・ボリュームが大きい場合には、はじめに草刈りでの除草&撤去作業がどうしても必要となります。
1. 除草剤散布(液体タイプや粉末・錠剤タイプ)
- 必要な植木等も一緒に枯らせてしまう
- 自然環境や健康被害が心配
- 効果が限定的(1シーズン程度)
メリットは手っ取り早くコストも最低限に抑えられる点ですが、効き目は長くても半年、年3回程度のメンテナンスが必要になるでしょう。
手間と夏の炎天下にも負けない体力があれば、こちらの対策で十分!
但し家庭菜園や農地、お気に入りの草花を育てている方には、影響があるため別の選択肢が良いでしょう。
2. 防草シートの設置
- 雑草が全く生えてこなくない訳ではないが、激減出来る
防草シートは除草後、キレイになった敷地にシートを施工し、そこから生えてくる雑草を防止するという代物です。
なので一旦シートを施工すれば、その後の雑草に悩まされる事とは無縁…なんて一概には言えません。
ココで払うべき最大の注意は扱う防草シートの質にあります。
いわゆるホームセンターで販売されている安価な防草シート、平米あたり100円以下と激安です。
でも一度手に取って良く見てください、シートの表面には細かなすき間が沢山あります。
仮にこのシートを施工しても、すき間からは地表に太陽光が漏れ、雑草を抑える能力としては非常に脆く、せいぜい効き目は3か月程度かと。
気付けばすき間を縫って、雑草ニョキニョキと顔を出し、最後にはシートを破り元の木阿弥となるでしょう。
シート施工にかかる作業の負荷自体は高価なモノとそう変わりがない為、まさに安物買いの銭失い。
防草シートは本当にピンからキリまであり、その施工方法によって
”半永久的に雑草問題から解放される事が可能”
となります。
この様に防草シートの品質・持続期間はまちまちで、その効果は価格にほぼ比例していくと言えるでしょう。
但し、次項3で解説する ”固まる土” と同様、相応の予算が必要となります。
3. 平板、レンガ、張り石、アスファルト、自然土舗装
- 素材によりコストが大きく事なるが、防草効果が高め
- 但し目地や継ぎ目部分から雑草が生える可能性有
やはり根絶となると難しいですが、現状よりも改善効果はかなり期待できそう。
庭を自分で手入れしていきたい、自分でコツコツ作って行きたい方には、平板、レンガ、張り石などが向いているかも知れません。
それぞれの素材が持つ風合いが、他とは違う庭の個性を演出に一役買う事でしょう。
雰囲気よりも雑草と一気にオサラバしたい!という方には、アスファルトでの全舗装・コンクリート化という手段もありますが、雑草問題の解消の代償として自然な風合いや景観が損なわれる事の覚悟は必要です。
”自然な風合いを残しつつ、雑草問題から解放されたい”
究極の理想を叶える手段として、弊社が採用しているのが固まる土です。
元々自然由来の成分から作られている土の為、環境への悪影響はなく、施工後はだしで歩いても全く問題ありません。
この様に雑草対策にも様々な選択肢がありますので、ご自身のご予算・ご希望に沿ったモノを選んで理想の環境を手に入れてくださいね。
….と、解説が長くなりましたが今回の相談者様は3をご希望なさいました。
つづきは<自然土舗装>編で。
固まる土の施工
プラン4をチェック